冬月展を終えて
「冬月」展12月14日ー25日 期間中無休
冬月展にお越しくださったみなさん、ありがとうございました。
また、juli/ユーリさん、ろうそく梅原亜希乃さん、lierreさんお力添えをくださりありがとうございました。
差し入れや頑張ってね、の言葉をかけてくれたみんなありがとう!
少し写真で振り返ってみます。
亜希乃さんの蜜蝋のろうそく。
高知県の養蜂家さんから分けて頂いた貴重な蜜蝋を使ってモミの木のろうそく・ツイスト・雪の結晶オーナメントも届けてくださっていました。lierreさんには梅原さんの毛糸模様のろうそくに合うリースをお任せしました。
冬月展から初めてのお取扱いとなったユーリさんの白樺月のブローチを毎日付けてお店に立ちました。髪をたらした日は隠れないようにお帽子に付けました。
離れていても北海道の白樺の森に立っている、そう思って胸を張りました。
ユーリさんが15年ご愛用のワンハンドルのかごと樹皮、枝。
そして白樺ノートです。
100年先の未来へーー!
白樺ノートにメッセージを書いてくださっているお客さま。ペンを執るみなさんの表情を目にしながら、うれしさのあまりこれは私へのご褒美だと思いました。
hohoemi-ovenさんもシュトレンを作って下さって、購入された方から喜びの声をいただきました。ご自身も多忙なパン教室の先生でありながら関西や関東、九州管内と、あちこちで学ばれています。
パンダ焼きの中身はハムマヨネーズなのです。甘い生地に酸っぱいマヨネーズが絶妙にマッチ。お昼は食べたと思いますが、とお気遣いいただいたお客さまからの差し入れでした。
期間中、北斗七星にちなんで七つの白樺のお星さまが届きました。
お客さまがそっと触れようとしているところです。
白樺樹皮のものをご予約下さった方は最初とお渡しの2回はお越しいただかねばなりませんでしたが、ほとんどのお客さまが2、3回お見えになっていました。
2回目ご来店時には胸元に月のブローチを見つけて、うれしかった。
わたしにとって特別な冬月展
お客さまにとっても特別な展示になったならいいな。
まんまるのお月さまを思い描いて、黄色い包み紙を選びました。
The last letterのような封筒の形に。
The last letter
白樺の命から生まれた手紙
大切に守るべきもの いつかあなたの元にも届きますように
おしまい
juli/ユーリさんのThe last letter
箱から取り出そうと白樺にそっと指先が触れた、その瞬間
涙が止めどなくこぼれて、わたしはしばらくの間そうしていた。
北の大地を生き抜き使命を果たした白樺の「The last letter」
その姿は愛おしくそして限りなく切ない。
遠い国から長い年月を費やし、
こうしてわたしのところに尋ね来てくれた。
よく来てくれたね・・・とわたしの体が返事をしたのだ。
juli/ユーリさんの白樺のThe last letterと、そして白樺の小物たち。
この春からわたしの元へろうそくを届けてくださっている梅原亜季乃さん。
そしてお二人の作品を迎えるにあたりなくてはならないFlower lierre。
「冬月」展 あしたから始まります。
藤本羊子さんのうつわ 2016・11
個展で忙しかったと思いますがカオスにも納品下さってます。
今回、入荷したものは10種類、数が少ないので制限させて頂くかもしれません。
(マグは3点、黒いお皿は1点のみです)
上記お写真はマグと20㎝サイズのお皿を組み合わせたもので
C&Sではございませんがこうして合わせたくなるのが
藤本さんのうつわの特徴だと思います。
Since may 2014
梅原亜希乃さんのミニバラのろうそく
金色の細いリボン
グラシン紙のベールの向こう
小さなミニバラが六つ
気高く見上げていました
そっとつまんで手のひらへ
そうだ、あの人に贈りたい
よろこぶ顔を思い浮かべながら
久しぶりに手紙を書こうと思いました
清水由里子さんのうつわ
昨年よりお取扱いが始まりました。
古い陶器でフランスのカフェオレボウル、イギリスのバターケース、アメリカのミキシングボウルを好んで収集したわたしは彼女の作品を見つけた時、それはそれはそれは釘づけになりました。古い歴史を持つそれらと清水さんの作品の共通点は「ぽってりとした」そして「貫入」であります。是非、清水由里子さんの世界を見にいらしてください。
上:2016新作になります。
中:2015作 再入荷あり
大学で陶芸を学び就職を機に東京へ。
そこからもう一度陶芸を学ぶために多治見の研究所へ。
現在、ご主人とカフェを営んでおられます。
花言葉のろうそく 梅原亜希乃さん
容器 イギリスアンティーク
ツクリテとツカイテをツナグ カオス
宮崎の北部、大分寄りの田舎町にあるカオスは3坪ほどのお店
どこにでもある住宅街の自宅敷地内にあります
オープンは2005年11月です
ひとつしか置けない大きなテーブルは
カオスというお店を表現する絵画そのものです
新しいものを迎えたらお披露目し
また引き算をして新たな世界をつくることを好みます
それぞれの作家のものがクロスし出来上がった世界は
店主にとってそれはそれはいとおしく、慈しみ深いものです
「理想の暮らしには遠くても
こだわりながら暮らしたい
規則や形式に囚われることなく
ツクリテとツカイテまたは人と人をツナグ空間であれますように」
これはまったくの田舎住みゆえ真のことを語っています
むかしむかしブログに書いたことがあるのですが
情報は雑誌や今の時代ならインターネットから入ってきます
またインスタグラムのお蔭でリアルタイムに覗けますね
随分と便利な世の中になりました
それでも、主要都市から距離があることも含め
作家の元へ即座に行けない身としては
結構な遠回りと感じております
作家に対して恐れ多いと思う気持ちから
一方通行に陥り前に進めなかったこともありました
それでもこうして10年+1年を迎えることができたのは
宮崎のみなさんの「行きたい場所」のひとつになれればと
願ったこと
お立ち寄りいただきうれしい言葉をかけていただいたこと
また、わたしと繋がって下さった作家の皆さまにも感謝申し上げます