飴小皿という名のやさしいガラス
ガラス造形家の手塚えりかさんは作品が出来上がるまでをこう表現しています。
時間をじっくりとかける過程は「赤ちゃんが母親のおなかの中で育まれていくのと似ています」
手塚さんはご自身の成長もたのしんでらっしゃるのだなあと感じました。
写真で見た飴小皿はまるでシーグラスのようですね、とわたしは言いました。
わたしは2012年のインスタグラムの中で「ながれき」というタイトルにこう綴っています。
水面を漂い
波にもまれました
それから角が取れて
まあるくなりました
まあるくなる間は
痛みを伴うから
あなたを傷つけることも
少なくなりました
木やガラスは波と砂の重なりの中で元々の姿からはかけ離れるのだけれどやがて優しい姿に生まれ変わります、この過程を「人間」に例えて書いています。
当時のわたしの決心を織り込んでいます。
飴小皿をシーグラスのようですねと言ったのはこの例えがあったからです。
赤ちゃんが・・・と例えた手塚さんのことをむふふ❤と思いました。