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昨日はお店をあけました。そこへ立ち寄って下さった若いお客さま。
年上のすてきな方々にお越しいただくことはあっても若い子となるとまだまだ稀なこと。都会の人やものに恵まれた場所にお住いの方からしてみれば、なんなんだそれー、でしょ。
さて、ものづくりする側といえば手間を惜しまず、暮らしの中の様々なところからヒントを得て、ひとつ作りあげたからとて満足という言葉に甘んずることはありません。
一方(笑)好きなものに偏りや妙なこだわりがあり、ちょっとした頑固で、だからといって情報収集に目ざといわけでもない田舎ものの店主。わたし目線のもの選びゆえ、時には声をかけさせていただく前に諦めなくてはならないことも。またお断りされることも。
それを考えたら、手繰り寄せた糸のように今ここにあるものすべてを放ってくださった作家に感謝しかない。そして、広く多くの人の手に取ってもらえたらと願わずにいられないのであります。
morinoki&pomme
先日、ご紹介したブレッドナイフは2種類ございます。
それからピザを手作りされる方が多いのでピザカッター¥2400(税別)をご用意してみました。ハンドル部分はケヤキの無垢材が使われています。同シリーズでペティナイフ・爪切り・まな板があり、このまな板というのがお皿として使えます。また、トレイとしてお使いいただくことで幅が広がります。カジュアル過ぎない演出はいかがでしょう。箱も見ごたえありますのでお早めに・・・。
以下はHPより
できるだけ安心安全な道具を作りたいという想いのもと、無垢の木に天然オイルのみの仕上げをしました。
天然木のため、反りが出る場合も有りますが、その際は、まな板を水に濡らし、沿った面を下にして重しをして、
一晩置いてください。昔の人が行っていた生活の工夫で、使い心地の良さを保って頂けます。
楡(ニレ)はケヤキによく似ているので「楡ケヤキ」と呼ばれることもある、丈夫で木目の美しい木です。
ブレッドナイフのすゝめ
わたしの場合、イギリスの古いブレッドナイフとボードをこよなく愛し長い間使い続けてきましたので、なかなか別のものに手が出せませんでした。もちろん今日においても欠けなどの劣化は見られません。この世に出て半世紀以上は優に越えておりイギリスから海を渡り遥々日本のわたしの元に来て10年以上になります。大事に使いさえすればそうそう壊れるものではありません。なのでお役目ご苦労さまなどと出番をなくすなんて考えただけでも悲しくなります。
ところがどんなに頑張っていてもまだまだ頑張れたとしてもおじいさんなのに変わりはないのです。切れ味は愛嬌愛嬌と使ってもそれには無理がありました。ブレッドナイフはウエーブがあるため自宅で研ぐことができないですから。このナイフに出会うことによりおじいさんは当時と変わらない姿のまま隠居します。歯が欠けることも彫りが浅くなり美しい模様が消えることもないまま・・・。
我が家のテーブルの上で世代交代したこのナイフは日本の職人の誇りとより良いものを作りたいと思う日々の積み重ねの象徴のような道具。パンを切り分けるためのこの道具は魅力的なフォルムと圧倒的使い心地の良さを兼ね備えています。
以下はHPより・・・
独自に開発した二種類の波刃が施されており、いろいろな硬さのパンを切る事ができます。パンの硬い表面を切る時には、先端のとがった波刃を使用してください。パンへの入り込みがスムーズです。パンの柔らかい部分を切る時には、緩やかなカーブの波刃を使用してください。薄めのスライスも美しく仕上がり、パン屑もほとんど出ません。
ぜひ、ご自分用に・・・。
2016 はじまりの言葉
年明け、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2005年11月オープンから昨年の十年目を一区切りとし
今年は新たな年の始まりと思っています。
たまになぜカオスなのですか?と尋ねられることがあります。
興味を持って頂けるって光栄です。
カオス本来の意味は「天地創造以前の世界の状態。混沌」というもので
ややよろしくない表現として使われることが多いでしょう。
わたしは「何にもない。1から始めよう」とひょいとつけてしまいました。
少しの勢いと多くの手助けとお客さまのお蔭で今がある。
心から感謝しております。