tttchaos diary

ツクリテとツカイテをツナグカオス

アトリエユヌプラス

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いつのことだったかアトリエユヌプラスさんを知った。お取扱いが始まったのはまだ昨年のことだ。写真のタライでちゃぷちゃぷ洗いながら母が愛してやまなかったガーゼのハンカチを思い出していた。母が購入していたものは実家のすぐそばにある老舗の衣料品店のもの。触れるとバリバリ音のするビニール袋に10枚くらいが二つ折りになって入っている。取り出す時は内側からするりと一枚を抜いたほうが良いことも覚えている。淡い花柄模様が定番。ふちかがりは手縫いのような白い糸が使われていた。わたしのこの木綿好きが母の影響なんだと気が付いたのは自分が親になったから。赤子に飲ませるための果汁をガーゼを使って絞った。染みついて取れないけれどごしごし洗ってパーンと干して、ふわふわに乾くと畳むことさえ愛おしく感じたものだ。産着や肌着はもちろん、柔らかい肌が赤くならないように化繊ではないおむつカバーにも気を遣ったな。パンパースに抵抗があってしつこく木綿のおむつを使ったが外出時の便利さに負けてしまったw。

 

アトリエユヌプラスさんは岐阜県多治見市でご夫婦で制作されています。

使い込んで古くなってくたくたになっても長きに渡り愛される布もの・・・・。

花言葉のろうそくⅡ

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梅原亜希乃さんの花言葉のろうそく三種類が届きました。

入荷数が少ないので今回も通販はできませんごめんなさい。

この中に大好きなカモミールが❤

子どもが生まれた頃に育て始めたハーブはカモミールとタイム、レモングラスでした。県営団地のベランダにはもちきびトウモロコシや綿花。最強だったのはヘブンリーブル―(天上の青)という西洋朝顔さん。大量に収穫した種を引越し先だった大野城市の住まい窓下の牛頸川へまき散らかしております。

ほほほほ、えらいな事になってしまっていたらと考えると恐ろしく、封印した記憶でした。と言っても、もう20年以上も前の話ですけれど知ってる方は情報をください。

飴小皿という名のやさしいガラス

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ガラス造形家の手塚えりかさんは作品が出来上がるまでをこう表現しています。

時間をじっくりとかける過程は「赤ちゃんが母親のおなかの中で育まれていくのと似ています」

手塚さんはご自身の成長もたのしんでらっしゃるのだなあと感じました。

写真で見た飴小皿はまるでシーグラスのようですね、とわたしは言いました。

わたしは2012年のインスタグラムの中で「ながれき」というタイトルにこう綴っています。

水面を漂い

波にもまれました

それから角が取れて

まあるくなりました

まあるくなる間は

痛みを伴うから

あなたを傷つけることも

少なくなりました

木やガラスは波と砂の重なりの中で元々の姿からはかけ離れるのだけれどやがて優しい姿に生まれ変わります、この過程を「人間」に例えて書いています。

当時のわたしの決心を織り込んでいます。

飴小皿をシーグラスのようですねと言ったのはこの例えがあったからです。

赤ちゃんが・・・と例えた手塚さんのことをむふふ❤と思いました。

 

 

 

 

照井壮さんの青線刻+デルフト皿

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有田在住の照井さんとの出会いは2010年のFOC倉敷

予めメールでお伝えし、お会いするという方法をとったのは初めから迷いがなかったからです。本当は、その数年前に有田陶器市で照井さんの作品を見ており超シンプルで、

それでいて機械的でない白い器が記憶に残っていましたから・・・。

同じ九州人だからなのか?同じ映画好きだからなのか(わたしはDVDだけど)わたしにとって親しみやすい人であるのは間違いない。

 

「青線刻デルフト皿は本当に最後になってしまうのか」

  

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ろうそく

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梅原亜希乃さんのろうそくが届きました。

すてきという言葉だけでは足りず・・・

手にした時にその意味が分かると思います。

 詳しくは梅原さんのブログをご覧ください。

 

 

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昨日はお店をあけました。そこへ立ち寄って下さった若いお客さま。
年上のすてきな方々にお越しいただくことはあっても若い子となるとまだまだ稀なこと。都会の人やものに恵まれた場所にお住いの方からしてみれば、なんなんだそれー、でしょ。
 
さて、ものづくりする側といえば手間を惜しまず、暮らしの中の様々なところからヒントを得て、ひとつ作りあげたからとて満足という言葉に甘んずることはありません。
一方(笑)好きなものに偏りや妙なこだわりがあり、ちょっとした頑固で、だからといって情報収集に目ざといわけでもない田舎ものの店主。わたし目線のもの選びゆえ、時には声をかけさせていただく前に諦めなくてはならないことも。またお断りされることも。
 
それを考えたら、手繰り寄せた糸のように今ここにあるものすべてを放ってくださった作家に感謝しかない。そして、広く多くの人の手に取ってもらえたらと願わずにいられないのであります。